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2012年 07月 31日

湯治旅行記【浅間隠温泉郷】*吾妻峡*その4


フンフン~と、山道を歩いていると、大木と出会いました。
4つくらいの幹を生していますが、木の付け根は合体しています。

木を抱きしめて、体いっぱいに新鮮な空気を満たし、そっと幹に耳をあてる
湯治旅行記【浅間隠温泉郷】*吾妻峡*その4_a0223997_2185415.jpg


トクン トクン トクン ・・・


木は生きている。水の流れる音が、木の鼓動が聞こえて・・・












来ない。



下賤者には聞こえないのか、木の鼓動がうんちゃらかんちゃらという話が嘘なのか。
そもそも、嘘吐きには聞こえない仕組みになっているのか・・・?


服にも頬にも髪の毛にも、木の樹皮の破片が貼り付き、胸に不快さがこみ上げてくる。




木にしがみついている蔦に 『こんな木、ビッシリと締め付けておやり!!』 と毒吐く。
湯治旅行記【浅間隠温泉郷】*吾妻峡*その4_a0223997_21111238.jpg




さて、そろそろ行こうか・・と、三脚を持った刹那




『ぐにゃり』




三脚の雲台が力なく重力に従う。
部品が欠損したらしい。
180度、上下左右、どんなにレバーを締めても、雲台はぐにゃぐにゃと力なく動く。


こうなったら、三脚はただの重たい荷物でしかない。
その場でバッキリ折ってやりたい衝動に駆られつつも、そこは大人。
握った三脚を力なく、そっとバック脇に収める。


『ティーエー・ティーエー・アールアイ』 
これは、木の祟りなのか!?



三脚って、燃えないゴミの日に出してもいいの・・?不燃物・・・?
とりあえず、なるべく早めに手元からいなくなって欲しい・・・。



などと考えながら山道をさらに昇ると


湯治旅行記【浅間隠温泉郷】*吾妻峡*その4_a0223997_21224054.jpg

国交省からのお知らせです。
河原湯温泉へは、工事中なので行けないのだそうです。
この看板は、いったい何時から建てられているのだろう・・・?
群馬県民にとっては、何とも言い難い感情に駆られる看板です。


気分を変えて。
見晴台へと歩を進めるのでした。



続く~。


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by kaminoke-channel | 2012-07-31 21:33 | ぶらり旅


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